

| 当院では診療放射線技師がX線撮影を行っています。診療放射線技師は、医師の指示のもと医療用放射線を扱える唯一の専門職です。X線検査は、医療放射線技術の専門家である診療放射線技師を信頼し、お任せください。 |
▼ 当院では安定したX線出力を確保しています。 デジタル画像の導入により、難しい撮影や患者様の状態に適応した撮影がしやすくなりましたが、撮影装置の性能を生かすか安易に撮影を行うかで、全く異なった画像になってしまいます。当院では、常に良質な画質を確保しながら、被曝線量の軽減に努めています。 |
![]() CR装置 |
| X線撮影では部位や外傷の状況によっては、更に撮影を追加する場合もあります。 ■ 当院で追加している画像の例 |
| 下図は小学校低学年の児童が足首をひねり来院した際の足関節2方撮影です。 通常の2方向撮影だけでは骨折はないと診断されてしまいます。一方で外くるぶし側にある前距腓靭帯部の腫れと症状から、靭帯の損傷もしくは裂離骨折が疑われます。 |
![]() 足関節2方向撮影 |
ATFL撮影を行ってみると腓骨遠位に裂離骨折が確認できました。 この撮影法は一般的には行われていませんが、裂離骨折の診断がしやすくなり、同様の症例で骨折を見つけることが多くなっています。 子供の場合には、裂離骨折にもかかわらず、単純な捻挫と診断されてきちんと固定をされないと、将来不安定な足関節になってしまう危険性があります。成人の足関節の撮影を行っていると、骨片がそのまま離れた状態で経過してしまったと思われる症例を多く経験します。この場合には、成人になってからも足関節の捻挫をしやすい状態になっているようです。 |
![]() 足関節ATFL撮影 |
| ▼ 下野市の乳児股関節検診が行われています。 |
| 乳児の股関節はまだ軟骨成分の多い部位で、生後4ヶ月ではX線像には写らない部分が多くありますが、臼蓋角などの計測においてX線撮影が有効な場合もあります。 現在、下野市の検診では任意ではあるものの、X線撮影が検査項目になっています。さらに当院では超音波検査を独自に追加しています。放射線被曝に抵抗感がある方には、超音波による画像診断で不安が解消できることと思われます。 ![]() 乳児股関節エコー |
超音波ではX線撮影では診断できない軟部組織が観察できます。その点で先天性股関節脱臼の画像診断として優れています。 しかし、プローブの当て方で画像の評価に誤差が含まれることがあります。ほとんどの場合、問題ありませんが、判断に迷う場合や異常所見が認められた場合には、X線撮影を行うことをお願いしています。また、経過観察のうえ、後日再診とするようにしています。 ![]() 乳児股関節x-p |
当院では、股関節検診の撮影での表面線量が日本放射線技師会の示すガイドラインの半分以下の数値で撮影を行っています。 さらに腹部の防護(お子様が動く場合には再撮影の可能性があり、防護を行わない場合もあります)を行うため臓器被曝はほとんどありません。超音波ではお子様の発育の状況によって股関節の骨化が早い場合には、よく観察できない場合もあります。検診の結果、医師がX線検査を必要と判断した場合も、安心して撮影を受けられるように撮影条件などを整えております。 先天性股関節脱臼の発生率は1%未満といわれています。その1%未満にご自分のお子様が入っていないかどうか、確実な診断を望む方が多いと思います。しかし一方で、1%未満の発生率のためX線被曝をさせることにも抵抗感を持たれるかもしれません。当院の検診は両方の解決につながる方法ではないかと考えます。 検診は他の患者様との接触を出来るだけ避けるため午後2時30分から予約制で行っています。 |